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 無性に泣きたいとき、弱音を吐き出して空っぽにしてしまいたいときがある。

それが今だ。


けれど、どこを向いても壁ばかり。吐いたら跳ね返ってくる。

跳ねたわたしの気持ちは大きくなって返ってくる。


吐かずとも大きくなることもある。
これは厄介。

わたしは実に面倒な性格だ。



常人の生活に触れるとそれだけで自己肯定感が低下。

やりたかったことが上手くいくと向上。


周りと比べすぎているのかもしれないけれど、比べずともわたしが劣っているのは確かだ。

まともに働けもしない、家事もできない、自分のことすらできない成人女性。残念極まりないだろう。


言い訳をさせてもらう。


やらないんじゃない、そこまで届かないのだ。



やらなくてはならない、やった方が良いなんてことは百も承知。わかりきっている。

わたしはそこまで行く過程が重い。

がんばれない。


わたしだってがんばりたい。


軽い日が続くときは一見がんばれる人のようになるけれど、その後大抵ずっしり重くなって何も出来なくなる。
誰とも連絡を取りたくなくなる。消えたくなる。

次第に生きることすらがんばれなくなる。

本当の意味で生活力がない。

本物の社会不適合者なのだと勝手に思っている。



わたしががんばってやっていることを、さも当たり前かのようにこなす人間はみんなすごい。

どうやっているのか聞きたい。


たぶん彼らは ふつうだよ と答えるだろう。




 大きな大きな窓があったら、跳ね返りもなく少しは楽なのだろうか。

わからないけど、結局自分で自分に跳ね返しそうな気がしている。
仕方ない、わたしはわたしが嫌いなのだ。



でもやっぱり一つくらいは大きな窓が欲しい。




吐いたあとすぐ窓を閉めれば大丈夫かもね。