4:02
無性に泣きたいとき、弱音を吐き出して空っぽにしてしまいたいときがある。
それが今だ。
けれど、どこを向いても壁ばかり。吐いたら跳ね返ってくる。
跳ねたわたしの気持ちは大きくなって返ってくる。
吐かずとも大きくなることもある。
これは厄介。
わたしは実に面倒な性格だ。
常人の生活に触れるとそれだけで自己肯定感が低下。
やりたかったことが上手くいくと向上。
周りと比べすぎているのかもしれないけれど、比べずともわたしが劣っているのは確かだ。
まともに働けもしない、家事もできない、自分のことすらできない成人女性。残念極まりないだろう。
言い訳をさせてもらう。
やらないんじゃない、そこまで届かないのだ。
やらなくてはならない、やった方が良いなんてことは百も承知。わかりきっている。
わたしはそこまで行く過程が重い。
がんばれない。
わたしだってがんばりたい。
軽い日が続くときは一見がんばれる人のようになるけれど、その後大抵ずっしり重くなって何も出来なくなる。
誰とも連絡を取りたくなくなる。消えたくなる。
次第に生きることすらがんばれなくなる。
本当の意味で生活力がない。
本物の社会不適合者なのだと勝手に思っている。
わたしががんばってやっていることを、さも当たり前かのようにこなす人間はみんなすごい。
どうやっているのか聞きたい。
たぶん彼らは ふつうだよ と答えるだろう。
大きな大きな窓があったら、跳ね返りもなく少しは楽なのだろうか。
わからないけど、結局自分で自分に跳ね返しそうな気がしている。
仕方ない、わたしはわたしが嫌いなのだ。
でもやっぱり一つくらいは大きな窓が欲しい。
吐いたあとすぐ窓を閉めれば大丈夫かもね。
8:51
前の恋愛と今の恋愛の差がありすぎて、いちいちその差を感じる度に泣かなくてはならない。
悲しくて泣くわけではない。かといって嬉し泣きなのか問われると悩む。
なぜろくでもない自分が大切にされるのかという大きな疑問について考え、結果よくわからなくなって思考が追いつかず涙が出るのだと勝手に思っている。
まあ、新鮮な出来事ばかりでうれしいのだ。
4ヶ月が随分とはやく感じたり、たくさん褒めてくれたり。理解しようとしてくれる。
泣きじゃくったわたしを夜景がきれいなとこまで連れ出してくれたりもする。
ちゃん付けで呼んでくれる。
アジの開きを食べながら、母に「ままは身をほぐしてもらってた」と言っていた(わたしは魚が苦手だ)という話をするとアジの身をほぐしてくれた。
わたしは正直この瞬間、一生を願った。
もちろん魚のことだけではないけど、どんな場面でもしんどくて泣くことはなかったように思う。
それはすごいことなのだ。
わからない、これはただの甘えかもしれない。
どう捉えられてもいいが、こんな人とわたしは一緒になり周りの誰よりも幸せになって見せつけたい、と心から思ったのだ。
と、いったように(話がずれたが)差がすご過ぎて心がついていかない。
表すなら突然雲行きが怪しくなってくるような、夏の夕立のような、お天気雨のような具合だ。
ふと思い出すのだ。
自分のすること全て否定されたこと、都合がよかったこと
自分の機嫌は自分でとれ、の一言を。
わたしは今、出来ているだろうか。
立ち回りを間違えていないだろうか。面倒な女になってないだろうか。
不安で涙が出る。
それすらも面倒でうざいと、わたしは知っている。
4:56
どしゃ降りの雨。
寒い部屋。
爆音で流れる知らないバンドの曲。
お風呂場へ行くと、妹の洗顔が新しくなっていた。
BioreからDove。
誰のチョイスか知らないが、その方がいいと感じた。
誰も着ないダサいパジャマ。
小児科病棟に入院してそうな患者みたいな。
髪の色が明るいからあまりしっくりきていない。
誰にも話しかけられないように不良を装うコミュ障をこじらせたニートのよう。
それは完全にわたしのことだ。
朝4時。
誰も更新しないツイッターのTL、FF5人のインスタのストーリー。
テーマのないブログ。
このままじゃだめだと思う。だめなことがたくさんありすぎるからこのままになる。
直したらわたしじゃなくなる気がする。
だめなことをしてしまう自分を肯定してあげたい、わたしくらいわたしを肯定したい。
はずなのになあ。
生えまくった雑草の背が高くなりすぎて上手く歩けない。進めない。
わたしの鎌じゃ追いつかない。
王子様が草刈り機を持って登場してくれないかな、なんて。
王子様はそんなもん振り回さないか。
じゃあ王子様の乗ってる馬が雑草ぜーんぶ食べてくれたらいいなー。